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サーキュラーエコノミーには、様々なビジネスモデルがあります。そこでCE.Tでは、皆様のビジネスアイデアに役立てていただくため、これまで取材させていただいた数百の事例を整理し、独自にビジネスモデルを4つのカテゴリに分け、さらにそれらを細分化して16に分類する取り組みを進めています。そしてその内容の一部を、今月から連続した無料オンラインセミナーにてお届けする予定です。(第1回:1月27日開催)

今回は、第1回のセミナーでご紹介する中から、それぞれ異なるビジネスモデルでサーキュラーエコノミーに取り組む国内外の4つの企業をご紹介します。

伊藤忠商事「RENU」〜繊維廃棄物の再生原料生産、製品生産、販売まで

繊維業界で大量排出される繊維廃棄物。商社という立場から、その課題解決策のひとつとして2019年にスタートした伊藤忠商事「REMU」プロジェクト。CE.Tの分類では3つのカテゴリにまたがる包括的な取り組みです。

PANECO(パネコ)〜アップサイクルの繊維ボード

こちらも繊維廃棄物への問題意識からスタートした資源循環型 繊維リサイクルボード「PANECO」(株式会社ワークスタジオ)。廃棄繊維のアップサイクル商品です。CE.Tのビジネスモデル分類では「サーキュラープロダクトデザイン」に当てはまります。

「救衣-sukui」〜DPPを導入したサステナブルな医療用ユニフォーム

福岡県のワーキングハセガワ社は、環境配慮型のブランド「救衣 – sukui」をリリース。ブロックチェーン技術を活用したDPPを導入し、ワークウェア領域でのサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。CE.Tのビジネスモデル分類では、「サーキュラープロダクトデザイン」「データによるサーキュラーバリューチェーン構築」の二つの分野にまたがります。

リンドストローム(フィンランド)〜「ワークウェアのサービス化」に舵を切った老舗企業

一般的には売り切り型消費財のワークウェアですが、フィンランドの老舗企業「リンドストローム Lindström)社は、サーキュラーエコノミーのエコシステムを実現し、「ワークウェア・アズ・ア・サービス(ワークウェアのサービス化)のビジネスを実現しています。CE.Tのビジネスモデル分類では「PaaS」モデルの典型例です。前後編でお届けしています。

これらはセミナーでご紹介するほんの一部です。1月27日はぜひ、ご参加ください。