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フードロス削減に取り組むデンマーク発のアプリ「Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥー・ゴー)」が、2026年1月28日、日本でのサービスを開始しました。世界21カ国で展開され、累計5億食以上の食品廃棄削減に貢献してきた同サービスにとって、日本はアジア初の展開国となります。食品ロスが環境負荷の大きな要因とされる中、日本市場への参入は、生活者が日常的に参加できる新たな削減手段として注目されそうです。

日本初・アジア初の展開 フードロス削減を身近な行動に

「Too Good To Go」は、飲食店や小売店で発生する、まだ食べられる余剰食品と、購入希望者をアプリでつなぐフードロス削減サービスです。ユーザーはアプリ上で対象店舗を探し、「サプライズバッグ」と呼ばれる食品セットを予約し、指定時間に受け取る仕組みとなっています。

提供画像:以下同

同サービスは、これまで欧州や北米を中心に20カ国で展開されてきました。今回の日本進出により、グローバルで21カ国目の展開となり、日本はアジアで初めての導入国となります。

食品廃棄は温室効果ガス排出の約1割 日本市場参入の背景

世界では生産された食品の約40%が廃棄されており、食品ロスは温室効果ガス排出量の約10%を占めるとされています。これは航空業界全体の排出量の約4倍に相当するといいます。

日本においても、年間の食品ロス量は約464万トンとされ、依然として大きな課題です。一方で、納品期限の緩和など制度面での改善も進み、官民一体で削減に取り組む動きが広がっています。

こうした背景を踏まえ、「もったいない」という日本独自の価値観と、消費者・店舗・社会の三者にメリットをもたらす「Too Good To Go」のビジネスモデルとの親和性が高いとして、日本市場への参入が決定されました。

「サプライズバッグ」で経済価値と環境価値を両立

「Too Good To Go」の特徴は、余った食品を詰め合わせた「サプライズバッグ」形式で提供する点にあります。中身はその日ごとに異なり、価格は通常よりも半額以下(※一部店舗を除く)で設定されるとのこと。

この仕組みにより、店舗側は廃棄予定だった食品を収益化でき、利用者は手頃な価格で食品を受け取ることができます。さらに、食品廃棄を防ぐことで、CO2排出量や水資源、土地利用の削減にもつながるという面も。経済的メリットと環境負荷低減を同時に実現するモデルとして、世界的に利用が拡大しています。

市民参加型のフードロス対策へ

日本でのサービスは、まず新宿・渋谷・目黒エリアを中心とした東京都内の一部地域からスタートします。クリスピー・クリーム・ドーナツ、ファミリーマート、NewDaysなどの大手チェーンに加え、地域の飲食店も含む80店舗以上が参画しています。

日本向けサービスには、駅名で検索できる機能も新たに導入され、生活動線に沿った利用が可能となりました。日常の買い物や外出の中で、誰もが気軽にフードロス削減に参加できる仕組みといえます。

Too Good To Go Japanは、「おいしい選択。」というタグラインのもと、味覚的にも経済的にも、そして環境や社会にとっても“おいしい”選択肢を広げることを目指しています。日々の消費行動を通じたフードロス削減が、持続可能な社会への一歩となるか、今後の展開が注目されます。

プレスリリース:【日本初・アジア初上陸】21カ国目、累計5億食以上のフードロス削減に貢献 世界No.1*北欧発フードロス削減アプリ「Too Good To Go」提供開始 | Too Good To Go Japan株式会社のプレスリリース

アプリの使用方法はこちら:Too Good To Go アプリ|使い方ガイド