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このブラジャーどうしよう…。そんな処分問題を解決!トリンプとBRING™が共同でリサイクルキャンペーン実施中

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不要になったブラジャーを回収し、新たな資源として生まれ変わらせる――。
株式会社JEPLANが運営するサーキュラーエコノミーサービス「BRING™」と、世界的ランジェリーブランドのトリンプが協力し、全国441店舗と公式オンラインストアで回収を行うキャンペーンが行われています。
実施期間は2025年8月20日(水)から10月31日(金)まで。身近なアイテムでありながら、処分に困ることも多い。そんな資源を循環させる新しい取り組みとして、注目を集めています。

回収とリサイクルの仕組み

回収は、全国の百貨店/チェーンストアのトリンプコーナー、直営店(アウトレット/Triumph Shop/AMOSTYLE)合計441店舗と、公式オンラインストアにて実施されています。回収されたブラジャーは、BRING™提携工場に送られ、コークス炉化学原料化という手法でリサイクル工程へ。その後、コークスや再生エネルギー、プラスチック製品の原料へと生まれ変わります。

提供画像(以下同)

「『ゴミ袋にそのまま入れると透けて見えてしまう』『何ゴミで出すべきなのかわからない』『ワイヤーやホックは分別が必要?』といった声を売場で頻繁にいただいてきました。そうしたお悩みを解決しつつ、不要になったブラジャーを資源としてよみがえらせることができれば、お客様にとっても社会にとっても良いことしかないと考え、今回のキャンペーンを始めました(トリンプご担当者さま)」

背景にある課題

日本では、家庭から年間約47万トンもの衣類が廃棄されていますが、再資源化されているのはわずか約5%と言われています。服を捨てる際、多くの人が「手間をかけずに捨てられる」ことを重視してしまうため、リサイクルの選択肢が広がりにくい現状があります。

出典:環境省「ファッションレポート

今回のキャンペーンは、トリンプの販売ネットワークを活用することで、消費者が気軽に参加できるリサイクルの仕組みを実現している点がポイントです。

「特に広告は実施せず、店頭とブランドサイトのみで告知を行いましたが、キャンペーン開始の週末には待ち望んでいたかのように多くのお客様がブラジャーをお持ちくださいました。中には実施していない店舗にまでお持ちいただくほど反響が大きく、クレームになるケースもあったほどです。その際は丁寧にお詫びを申し上げ、近隣の実施店舗をご案内しましたが、消費者の需要ともマッチしたのが嬉しかったですね(トリンプご担当者さま)」

「あらゆるものを循環させる」未来へ

BRING™は、衣類や繊維製品に限らず、家電や生活雑貨など幅広い製品を回収・循環させる取り組みを進めています。こうした活動を通じて、限りある地球の資源を守り、持続可能な社会の実現を目指しています。

「これまで衣類の回収は様々な企業様と連携してきましたが、下着の回収はその商材の特性上、秘匿性も高く行ってきておりませんでした。しかし、昨今のサステナブル需要も相まって、下着を回収し、リサイクルに回すことで循環型社会を作りたいという市場の要望も強く、“あらゆるものを循環させる”ことを会社のミッションに掲げる当社ではこの需要に応えるべく取り組みを始めました(JEPLANご担当者さま)」

キャンペーン概要

  • 期間:2025年8月20日(水)~10月31日(金)
  • 回収店舗:全国の百貨店/チェーンストアのトリンプコーナー、直営店(アウトレット/Triumph Shop/AMOSTYLE)合計441店舗+公式オンラインストア

※参加特典や回収方法などの詳細は、トリンプ公式特設サイトをご確認ください。

タンスの奥に眠っているブラジャーを、ゴミにせず新たな資源へ。この秋は、身近な一歩から循環の輪に参加してみてはいかがでしょうか。

参考:BRING™、トリンプと『ブラジャーリサイクルキャンペーン』を開始 | 株式会社JEPLANのプレスリリース