国産竹バイオマス製アメニティとリサイクル
株式会社東横イン（本社：東京都大田区）は、国内の竹を活用したバイオマス原料製造とその原料を活用したバイオマスアメニティの製造・販売を行う株式会社マイン（本社：福岡県遠賀郡）と協働し、2025年4月1日より、東横INN全店で順次、国産竹含有バイオマス歯ブラシとコームの提供を開始します。これまで実現が難しかったアメニティからアメニティへのリサイクルで、サーキュラーエコノミーの実現に寄与します。
国産竹を35％配合したバイオマスは、竹繊維の持つ高い強度が働き、繰り返しリサイクル出来るサステナブルな原料です。回収したアメニティは、リサイクル可能な原料はアメニティとして再生、歯ブラシのヘッド部分やその他廃包材等は、新しいエネルギーへの活用や再資源化など、廃棄物を限りなく削減するための取り組みを行っています。
放置竹林問題の解決にも
また、国内の竹を使用することは、昨今、社会問題にもなっている、災害なども引き起こす「放置竹林」問題解決の一助にもなっています。
竹は非常に成長が早く、高密度で育つため土壌に日が当たりにくくなり、その他樹木の成長を阻害してしまうことがあります。また、竹自身は根が浅く地盤を支える力が弱いこともあり、土砂崩れの原因となることも少なくありません。そういった放置竹林による問題解決の一助となるべく、竹を活用します。また国産の竹を原料にすることは、枯渇の可能性が低く、安定供給が可能。国産の竹を原料に使用することで、より安定した原料 供給が可能となります。
東横INNの環境への取り組み
東横INNでは、2021年プラスチック製アメニティの回収とリサイクルを開始し、これまで延べ171.6t（2025年1月31日時点）の使用済み歯ブラシとコームを回収、歯ブラシケース、アクセサリーケース、朝食トレイに再生するなど、環境への取り組みを続けてきました。
2022年12月には、フロント制服を新しくした際に不要となった旧制服約5tを、アップサイクルすることにし、旧制服の繊維を90％以上使用した「PANECO®」と呼ばれる繊維リサイクルボードを文字盤にしたオリジナル時計やキャッシュトレイ、デスクマット、一部の店舗では荷物台を設置しています。
ニュースソース
プレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000009718.html
東横INN公式サイト https://www.toyoko-inn.com
株式会社マイン公式サイト https://www.mine-jp.com/
