記事を読む

サーキュラーエコノミーの交流拠点「サーキュラーBASE 美女木」6月オープン

当メディア(CE.T)を運営するサーキュラーエコノミードット東京のグループ会社「新井紙材株式会社(古紙リサイクル業 )では、埼玉工場(戸田市美女木)において使用されなくなった社員寮の再利用として、サーキュラーエコノミーを学んだり交流ができる拠点にしようと、約2年前からリノベーションのプロジェクトを行ってきました。

「廃棄を出さない」「廃棄物を利用する」等を配慮し、断熱材や壁板、照明器具などに工夫を凝らし、工場がある埼玉県産の木材をメインに使用するなど、私たちにできる「サーキュラー建築」とは何か、チームで手探りでリノベーションを行い、このたび完成しました。名前は「みんなが循環を考える拠点」という意味をこめて「サーキュラーBASE 美女木」と名付けました。

6月12日、完成を記念してオープニングイベントを行います。イベントでは、工場視察とスペースの内覧ツアー、サーキュラーエコノミー事例の展示を行うほか、特別ゲストをお呼びして「サーキュラー建築」をテーマにトークセッションを行います。

工場視察は、多種多様な紙のリサイクルがどう行われているかを見ていただきます。リサイクルしやすい紙とそうでない紙があり、なぜリサイクルできないかを知ることで、製品づくりにおけるサーキュラーデザインの重要性を感じていただける体験をご提供します。

BASEに移動し、今回のリノベーションのポイントについて解説いたします。

トークセッションは二部制で、一部では、『サーキュラーエコノミー実践』著者の安居昭博氏と、大阪万博2025でサーキュラー建築の実現に取り組む竹中工務店 山﨑篤史氏がゲスト。海外事情に詳しい両氏によるグローバル視点での国内外のサーキュラー建築のお話は必聴です。

二部では、上記ゲストに加え、今回サーキュラー建築に挑んだ設計者と施工会社による、具体的な工夫や苦労話など当事者ならではのエピソードをホンネで語っていただきます。

終了後はドリンクと軽食をご用意、ネットワーキングの時間も設けました。ぜひお気軽にご参加ください。

<オンライン視聴について>
トークセッション(第一部・第二部)では無料オンライン配信も行います。
当時お越し頂けない方向けのチケットです。

<開催概要>
■日時
2024年6月12日(水):13:00 - 18:00

■場所
〒335-0031 埼玉県戸田市美女木4-7-2 新井紙材株式会社 埼玉事業所2F TEL:048-421-4795
MAP https://maps.app.goo.gl/zhuxsjg78aiJQYvs5

■アクセス
JR埼京線北戸田駅 徒歩20分 / JR埼京線戸田駅からタクシー 約10分
※駐車スペースが限られるため、お車をご利用の際には事前にご連絡ください。

■タイムテーブル
12:30     受付開始
13:00〜13:40 工場視察&内覧ツアー1回目(リサイクル工場視察とリノベーションのポイント説明)
14:00〜14:40 工場視察&内覧ツアー2回目 
15:00〜15:40 
第一部『グローバル視点でみたサーキュラー建築〜求められるものと日本の現在地』
パネリスト:サーキュラーエコノミー研究家 / 安居 昭博 氏
株式会社竹中工務店大阪本店設計部 チーフアーキテクト / 山崎 篤史 氏
15:45〜16:30  
第二部『サーキュラー・リノベーションへの挑戦〜当事者たちが語るホンネとタテマエ』
パネリスト:株式会社QUMA 代表取締役 村田 絋一 氏(施工会社)
Ishimura+Neishi 石村 大輔 氏(設計者)
サーキュラーエコノミー研究家 / 安居 昭博 氏
株式会社竹中工務店大阪本店設計部 チーフアーキテクト / 山崎 篤史 氏
モデレーター:新井紙材株式会社 代表取締役 新井 遼一

16:40〜18:00 交流会(ドリンク・軽食をご用意します)
18:00     お開き

登壇者プロフィール(敬称略)

安居 昭博(やすい・あきひろ)Circular Initiatives&Partners 株式会社 代表取締役 / 「サーキュラーエコノミー実践(学芸出版社)」著者。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。2022年、梅酒の梅の実、生八ッ橋、酒かす、おから、レモンの皮など、京都の副産物・規格外品を活用し、福祉作業所と製造連携し「京シュトレン」を開発するお菓子屋「八方良菓」を創業。

山﨑 篤史(やまざき・あつし)1982年生まれ。2007年竹中工務店入社、 現在同社大阪本店設計部チーフアーキテクト。一級建築士。分解可能な建築 “Seeds Paper Pavilion”の実現に取り組む。

村田 紘一(むらた・こういち)2008年(株)リクルートへ入社。経営企画室、SUUMO営業を経て2015年に(株)QUMAを創業。個人住宅・商業施設等の空間再生・リノベーション事業を行う。2021年に(株)Q Livingを創業。Coliving施設「THE DAY」のオペレーション事業を行う。

石村 大輔 (いしむら・だいすけ)1988年東京都生まれ。2007-2009年測量会社勤務。2014年東京理科大学工学部第二部建築学科卒業後、2014年-2019年駒田建築設計事務所勤務。西葛西APARTMENTS-2、TRANSなどの基本・実施設計・監理を担当し、2017年に石村大輔+根市拓を設立。2022年から日本工業大学、2023年から東京理科大学非常勤講師を務める。

モデレーター
新井 遼一(あらい・りょういち)新井紙材株式会社代表取締役。リサイクル業界に入り、日常的に目にする圧倒的な量の廃棄物を目にして、この社会が持続可能ではないことを実感。表舞台で一人歩きするサステナブルやSDGsなどのワードに対する違和感を解消するため、舞台裏に目を向け、考えてもらうために活動中。

■参加費
視察のみ、オンライン視聴の方・・・無料
トークセッション、交流会参加者・・・ 1,000円

■主催者
新井紙材株式会社 /株式会社サーキュラーエコノミードット東京
https://circulareconomy.tokyo/
代表取締役:新井遼一
〒106-0045 東京都港区麻布十番 2-7-1 TEL:03-3408-5862  FAX:03-3408-5107 
担当:井上 h.inoue@circulareconomy.tokyo