今後10年間で新たに270万人の脱炭素人材が必要に
世界的な気候変動対策の加速と、持続可能な社会の実現に向けた移行が進んでいます。それに伴い、脱炭素、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、GX(グリーントランスフォメーション)などの分野で専門知識や技術を仕事に活かす「脱炭素スキル」を持つ人材が強く求められ、企業内や転職市場で急速にニーズが高まっています。リクルートエージェントの調べでは、2016年から2022年で、6倍近く脱炭素人材の求人が増えたとのこと。今後さらに増えることが予想されます。
11月11日(月)、11月25日(月)「とくしまビジネスリスキリングスクール」で行われる「これからのビジネスに役立つサーキュラーエコノミー基本講座」では、この社会的ニーズを自社の成長につなげたいビジネスマンや自治体の環境担当者向けに、脱炭素社会に求められる基礎知識を身につけるとともに、循環型ビジネスモデルの企画立案ができることを目標とします。
2日間でサーキュラーエコノミーの基礎知識から循環デザインまでを学べる
講義はオンライン・オフラインが選べるハイブリッド形式。各回とも「座学」と「演習」を織り交ぜて行い、演習ではディスカッションやワークショップを行います。製品の循環デザインを考える「サーキュラー戦略ワーク」では、グループに分かれて循環型製品の企画を立案し、最終回に各グループで発表していただきます。多面的なアプローチによって新しい概念であるサーキュラーエコノミーを体感的に理解し、職場での実践力につなげていく講座です。
講師の熊坂仁美(サーキュラーエコノミードット東京編集長)は、国内外の取材を通して得た知見に加え、2024年7月にオランダ・ユトレヒト夏期講座で1週間にわたって行われたHU University of Applied Sciences Utrechtによる「サーキュラーデザイン講座」でディプロマを取得しています。
講座は午前中2時間、午後3時間の2日間のカリキュラムです。座学に加え、HU University of Applied Sciences Utrechtで学んだサーキュラーデザインのワークショップを加え、実践力を身につけます。最終回はサーキュラーデザインのプレゼンテーションをしていただきます。
第1回 11月11日(10:00~12:00)2H「サーキュラーエコノミーの基本理解 」
第2回 11月11日(13:00~16:00)3Hサーキュラーエコノミーのビジネスモデル
第3回 11月25日(10:00~12:00)2H「国内外の事例で見る地域の資源循環 」
第4回 11月25日(13:00~16:00)3H「脱炭素社会の国際的動向と企業の未来」
この講座を通して、サーキュラーエコノミーの考え方を学び、脱炭素人材に求められるスキルを理解することができます。
申込みはこちらから。
https://www.cue.tokushima-u.ac.jp/reskilling/pack/65e811ee2990e52c2c7d673a/663a14a32990e538667c358f