「サステナビリティがわかる」ヒント満載
11月8日、書籍『サステナブル×イベントの未来 オランダ・スウェーデンで出会った12のマインドスイッチ』(宣伝会議)が発売されました。
展示会、カンファレンス、音楽・スポーツイベント、セミナー、地域イベントなど、あらゆるイベントで実践できるサステナビリティに取り組むヒントが満載の本書では、サステナブル先進国であるオランダ・スウェーデンへの視察で得た知見をもとに、12の「マインドスイッチ」を提案。イベントに関わる人たちが「自分ゴト化」へのスイッチを入れるための一冊となっています。著者は大髙良和氏、松野良史氏(電通ライブ)、オランダ在住の西崎龍一朗氏(ジャパングレーライン)。
「サステナブルって取り組まなければならない、でもどうやったらいいかわからない。」そんな悩みを持っている方のヒントになれば」(大高氏)という想いで作られた本です。
12/18 出版記念イベント開催
12月18日、出版記念イベントが虎ノ門のホットスケープ社にて開催され、著者である大高氏、西崎氏に加え、当メディア編集長の熊坂仁美がゲストとしてパネルディスカッションに参加しました。
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一時帰国中の西崎氏からは、サステナビリティ先進国オランダの事情や、書籍に紹介された事例の解説。大高氏からは「サステナマインド」にスイッチするためのマインドマップについて説明がありました。東京都のサステナブルMICEサポートデスクのアドバイザーでもある熊坂編集長からは、東京都が行うMICEサポートについての説明と、イベントにどのようにサステナビリティを取り入れるかについての話がありました。
書籍で紹介された「マインドスイッチマップ」の一例です。
・使い終わったらごみになる → ︎ 使い終わったら_____になる
・サステナブルにするとコストが上がる →︎ サステナブルにするとコストが_____
・「3R」の実践が大事 →︎「__R」の実践が大事
・まず取り組むべきはプラスチック→ イベントにおいては______にも目を向けよう
・イベントに「モノ」の消費はつきもの → 本当に必要なのはモノではなく「__」
・イベントは一部の人が居心地が悪くてもしょうがない →︎ 誰にとっても____なイベントにしよう
また、書籍にも紹介された、大阪万博オランダパビリオンを手がける建築家のトーマス・ラウ氏のエピソードでは、この夏取材した熊坂編集長の感想として、「我々は地球のホストではなくゲスト」という名言を引用、ゲストであることを自覚し、ふるまいを正すことがサステナビリティにつながると紹介しました。
イベント関係者はもちろん、「サステナビリティって最近聞くけどよくわかない」という方は、一読してみてはいかがでしょうか。
書籍概要
書籍名:サステナブル×イベントの未来 オランダ・スウェーデンで出会った12のマインドスイッチ
著者:大髙良和(電通ライブ)、松野良史(電通ライブ)、西崎龍一朗(ジャパングレーライン)
定価:2,200円(本体2,000円+税)
Amazon:https://amzn.to/405JZh9