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社内研修「ランチタイム講座」を一般販売

株式会社サーキュラーエコノミードット東京(CE.T)では、オンラインで気軽に学べるサーキュラーエコノミーの基礎講座「20分でわかるサーキュラーエコノミー講座」(全5回)の販売を開始しました。

CE.Tでは、社内および所属ライター向けにランチタイムを利用したスキルアップ講座をシリーズで行っています。ライターとして記事を書くためには、この分野に関しての幅広い知識が求められるためです。この講座はその内容をベースに一部編集をしたもので、ライター業の方はもちろん、サーキュラーエコノミーやサステナビリティ関連の情報発信のお仕事をされている方、サーキュラーエコノミーについての基本的な知識を網羅的に学びたい方に向けになっています。

講座販売のご案内

全5回にわたる本講座は、各回約20分(第5回のみ30分)の動画と資料(PDF)で構成されています

「20分でわかるサーキュラーエコノミー講座」の内容(配布資料より)

▶商品名:20分でわかるサーキュラーエコノミー講座

▶商品価格:全5回(動画5本、資料5セット) 3,300円(税込)

▶購入方法:銀行振込

▶購入の流れ:
1.「問い合わせフォーム」をクリックし、「その他」にチェック、自由記入欄に「講座購入」とお書きください。
2,会社名、部署名、ご住所、電話番号を必ずご記入ください
3,3営業日内を目処に、担当者よりメールにて、動画と資料をご請求書とともにめお送りします。
4,メール到着後、1週間以内に購入代金をお振り込みください。

今回は、講座のご紹介として、第1回の「EUと日本 サーキュラーエコノミーの現在地」の内容を要約してお届けします。

サーキュラーエコノミーを「3つの目」で見る

講座のキーワードは、“3つの視点で物事を見る”
「ミクロ」「マクロ」「トレンド」という3つのレンズを使って、発信や事業の方向性を考える力を養います。

特に第1回では、“マクロ”=社会全体の仕組みや政策を俯瞰する視点を中心に取り上げました。
社会の大きな潮流を理解することが、個々のビジネスや地域活動をより効果的にする鍵だからです。

EUと日本、2つのアプローチの違い

サーキュラーエコノミー(循環型経済)への取り組みは、国や地域によってアプローチが異なります。
講座では、EUと日本の政策を比較しながら、両者の“現在地”を明確にしました。

EU:測定と責任の社会へ

EUでは、企業や製品に対して厳格なルールと透明性を求める動きが進んでいます。

  • CSRD(企業サステナビリティ報告指令):企業に対し、環境・社会・ガバナンスに関する情報の開示を義務化。
  • ESPR(製品設計指令):製品の設計段階からリサイクル性・耐久性を考慮することを求める規制。

こうした制度を通じて、EUは「測定と責任の社会」へと進化しています。

日本:実装と共創の社会へ

一方の日本は、法制度よりも現場の実践地域の共創を重視する傾向にあります。

  • プラスチック資源循環法
  • 地域循環共生圏の推進

これらの政策は、自治体・企業・市民が連携し、地域単位で循環を実現していく取り組みです。
つまり日本は、「実装と共創の社会」を目指しているのです。

サステナビリティの源流に立ち返る

講座では、サステナビリティという言葉の原点にも触れています。
それは1713年、ドイツのカールヴィッツ侯による『Sylvicultura Oeconomica』にまで遡ります。
「森林を未来の世代のために使いすぎてはいけない」という思想。
これがサステナビリティの出発点でした。

数百年前の“森林管理”の概念が、今や社会全体の循環を考える原点になっている——。
この視座の広さこそが、マクロ視点の本質です。

また、よく使用されている4つの言葉の使い分けができるように表で提示をしています。

循環を生む4つの視点

講座の後半では、これからのサーキュラーエコノミーを形づくるために必要な「4つの循環視点」を提示しています。どれも、日常の行動や仕事に落とし込める実践的なものです。

  1. 資源の循環 — モノを使い捨てず、設計段階から循環を考える。
  2. 人の循環 — 学び・交流・協働を通じて知の輪を広げる。
  3. 情報の循環 — データ共有と透明性が新たな信頼を生む。
  4. 地域の循環 — なるべく地域内で資源と価値を回す。

これらの視点を持つことで、社会の「持続可能性」をつくるためのぐた具体的なアクションを理解するとともに、どのように発信をしていったらいいかを考えるきっかけになります。

以上が第1回「EUと日本 サーキュラーエコノミーの現在地」のサマリーになります。
さらに学びたい、という方は、講座の購入いただき、全5回をすべて受講いただくことで、網羅的な知識を身につけていただくことができます。各回20分ほどですので、短い時間で効率的に学ぶことができるのが本講座の特徴になります。

講師紹介

熊坂仁美(第1回〜第4回を担当)
株式会社サーキュラーエコノミードット東京 取締役 
Circular Economy.TOKYO(Webメディア)編集長
東京都サステナブルMICEサポートデスク専門アドバイザー

-法政大学大学院政策創造学科修士課程修了(政策学修士)
-東北大学大学院 経済学研究科 博士課程 在籍中(専門分野:サーキュラーエコノミー)
大学卒業後すぐに結婚、子育て専業主婦を経てライターへ。2009年、Facebookの本執筆をきっかけにSNS関連業務に。東日本大震災後の2013年、福島市に介護Uターン。福島の現状を描いて100万再生になったYouTube動画を機に地域活性分野で11年活動。福島市DMOのオウンドメディア「福島市観光ノート」の立ち上げに関わり、編集長として活動。2023年、福島での活動を終え、現職。仕事と研究の両面でサーキュラーエコノミーに関わる日々。

新井遼一(第5回を担当)
中央大学大学院 戦略経営研究科(MBA)卒業。World Circular Economy Forum 2023(フィンランド)、Eco Expo Asia 2023(香港)、Plastics Recycling World Expo Europe(ドイツ)などグローバルな取材活動を展開/Circular Economy Tour(企業視察)をフィンランドで実施/Dscoop Japan Summit 2023登壇。

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▶商品名:20分でわかるサーキュラーエコノミー講座

▶商品価格:全5回(動画5本、資料5セット) 3,300円(税込)

▶購入方法:銀行振込

▶購入の流れ:
1.「問い合わせフォーム」をクリックし、「その他」にチェック、自由記入欄に「講座購入」とお書きください。
2,会社名、部署名、ご住所、電話番号を必ずご記入ください
3,3営業日内を目処に、担当者よりメールにて、動画と資料をご請求書とともにめお送りします。
4,メール到着後、1週間以内に購入代金をお振り込みください。


販売元:株式会社サーキュラーエコノミードット東京(CE.T)
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-7-1
TEL:03-3408-5862 FAX:03-3408-5107